アシスタントのミカコ「今日は寒いですね。今治はみぞれが降ってましたよ。何読んでるんですか?」
行政書士の濱西「ちょっとね。確かにこんなに寒いとフィンランドとか、北の方に行きたくなるね。」
ミカコ「先生そういえば、去年の今頃フィンランドに行ってましたね。」
濱西「ちょうど一年くらいになるね。-20°Cの中、凍った湖の上で、夜中に三時間ほどオーロラを待ってました。結局見れなかったけど(涙)」
ミカコ「その頃あたしは、ひとり寂しく留守番。」
濱西「お土産買ってきたでしょ。ミカコちゃんも、年末にどこか行ってきたら?」
ミカコ「それもいいですけど、今年も実家でゆっくりするかなー。」
濱西「それもいいかもね。みんなが集まる盆・正月前後って、相続相談が結構あるんだよね。」
ミカコ「そういえば、この前遺言の相談受けてましたね。」
濱西「依頼につながるといいけどね。ところでミカコちゃんが遺言を書くとして、書き終わった遺言はどこにしまう?」
ミカコ「やっぱり机の引き出しかなー。」
濱西「やっぱりそういう人が多そうですね。じゃあ、その遺言書を家族に見つけられて隠された場合、その隠した人ってどうなると思う?」
ミカコ「うーん、やっぱり勘当とか?」
濱西「あー、それに近い扱いですね。」
ミカコ「えっ、隠した人はどうなってしまうんですか?」
濱西「遺言書を隠した人は、相続資格を失います。」
ミカコ「えー、それは厳しい。」
濱西「遺言書を隠す以外にも、偽造したり、捨ててしまっても同様の扱いを受けます。また、それ以外にも相続資格を失う行いが、民法には規定されています。これらに該当する人は、容赦なく相続権を奪われます。」
ミカコ「なるほど、厳しい決まりがあるんですね。ところで先生、さっき読んでた本って、もしかしてガイドブックでは?」
濱西「(;゚0゚)ギク!いや、その、行きませんよ(汗)」
ミカコ「どこのガイドブックなんですか?」
濱西「ロシアなんてどうかなーと思ってるんだけど。。。まだ行きませんよ。」
ミカコ「まだねぇ。」