アシスタントのミカコ「先生、今何してるんですか?」
行政書士の濱西「新しいHP作ってるところ。」
ミカコ「あー、農地関連のやつですね。この前広告出してましたもんね。」
濱西「そうそう、そこにHPアドレス載せたので、さすがに作らないとまずいだろうと思ってね。」
ミカコ「今必死に作っていると。。。完成、遅すぎですね。」
濱西「日曜までに、ある程度の形に仕上げるので、興味のある方はhttp://nouten-ehime.lolipop.jp/を見てください。」
ミカコ「ここには、あたししかいないのに、見えない誰かと話してる(||゚Д゚)ヒィィィ!」
濱西「勝手に怖がっててね。そういえば、知り合いから相続の質問をメールで受けてね。」
ミカコ「へぇー、仕事してるんですね。」
濱西「当たり前でしょ。その質問なんだけど、お父さんが自営で会社をしてたんだけど、最近亡くなったんだって。」
ミカコ「ふんふん、で、遺産争いでもめてると☆」
濱西「勝手に話を進めないでね。で、会社は継がないので廃業する予定なんだけど、会社の取引や銀行から請求書が来るんだけど、どうしたらいいかなっていう相談だったんだよ。」
ミカコ「なーんだ、そんなの簡単ですよ。相続したんだもの、払うしかないでしょ。」
濱西「払うのも選択肢の一つだね。他には何か思いつく?」
ミカコ「他ですか。うーん、逃げるとか川 ̄∠ ̄川 フフフ」
濱西「お客さんにそんな提案したら、まず依頼はこないよ。」
ミカコ「わかってますよ、冗談じゃないですか(・。-☆うふ♪えーと、何があったっけ。」
濱西「相続放棄もひとつの手だね。」
ミカコ「あっ、そっかー。」
濱西「どちらをするにしても、銀行でお金を借りていた場合は、まずは銀行に問合わせて、契約書などで、契約日、借入金、返済期間を確認し、債務額を正確に知っておく必要があります。」
ミカコ「借金と聞いただけで、相続放棄をする必要はないってことですね。」
濱西「そう。そして銀行から、借入金残高証明書を出してもらいましょう。」
ミカコ「あぁー、また怪しい書類が出てきたよ。書類嫌い。」
濱西「行政書士事務所で書類嫌いは絶望的だよ。これは、相続税申告の時に、債務控除を受けるときの添付書類に必要になるよ。」
ミカコ「ふーん。」
濱西「あんまり理解してないね。あとは、取引先への債務については、取引先から送られてくる請求書を確認しましょう。」
ミカコ「逆に、取引先への債権に関しては、徹底的に催促をしろってことですね。」
濱西「まあ、そうかな。。。廃業する場合、銀行や取引先には、一緒に廃業通知も出しておくと、混乱を回避しやすくなると思いますよ。」
ミカコ「どうやったら確実に取り立てれるんだろうか( ̄。 ̄;)ブツブツ」
濱西「全然聞いてない。会社を廃業したとしても、債務は残っていますので、相続放棄しない限り、その債務は相続することになりますので、気をつけてください。返済方法は、銀行や取引先と話し合って決めていく方が、スムーズにいくと思います。」